『My Light』

『わたしのひかり』

以上！！
うちの子ヴィクターくんの誕生日祝いに作った動画のイラストたちでした！！！とっても頑張った！！！😁😁😁😁💓💓💓💓





【解説】

パラレルという科学の世界から来た人造人間のヴィクターと、新世界という魔法の世界に住まう不死鳥のアリファーンが出会う物語

ヴィクターは、昔に読んでいた物語の中の女の子が『私の光』という意味を込めて『エリィ』と呼ばれていたことから

自らを孤独から救ってくれたアリファーンのことを『エリィ』と呼ぶようになります

ひとりぼっちのヴィクターにとって、エリィという存在は友達という名のかけがえのない存在……

穏やかでちょっと切ない話に見えるのですが、
不死鳥という独自の特性で短命を繰り返し、徐々に昔の、自分を救ってくれた思い出を失って行くエリィに、ヴィクターは身も凍る恐怖を覚えるようになります

『お前は少し知的な学生のまま
距離が開いていくばかりの関係を続けるのか
そうしていつか、誰とでも仲良くなれるお前は俺以外の誰かと笑い
俺以外の誰かに笑顔を見せる君を、
いつしか、俺はこの目で見ることさえ許されなくなるのか



させるものか

そんなことは絶対に許さない』






そんなこんなで自らを作り上げた科学を極めるヴィクター

その研究の目的は『アリファーンを自分と同じ肉体にすること』

彼女を、自分と同じ不死身にすることです



対するアリファーンの願い、それは輪廻を繰り返す自分の生に、何らかの形で決着をつけること。

一見、傍から見ると何度も死なねばならぬアリファーンの現状を救うような行動にも見えるヴィクターの研究ですが……実は全くアリファーン自身の気持ちを汲んでいないのです

そしてまた、ヴィクター自身も嘗ては自身の不死身の肉体に嫌悪感を覚えていました。それを忘れた訳ではありません。


でも、彼にとってアリファーンという存在は光や太陽にも等しい

無くてはならない存在なんです


頭が良くて何も言わなくても謎と秘密の多い自分のことを察してくれる、初めてできた友達にしては出来がよすぎたアリファーン。そんな彼女に代えられる相手などこの世に存在しない……ヴィクターは寂しくもそう考えています


2人がどうしてここまで離れられないのか
自分の人生を終わらせる機会を失ったアリファーンがどうしてあそこまで微笑んでいるのか

それは長くなるので語ることはできません
いろいろな要因があって離れることができない二人なんです

ふたりぼっちの彼らに、果たしてこの先何が訪れるのか──────


果の話はいつの日か