【勇魚CS】海に恋したケガレ

勇魚CS
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「ひとって、死ぬ時海の匂いがするんだって。 だからひとにとっての死は、海に帰るってことなんだよ、きっと」

【名前】ユーラ


【国籍】日本?


【性別】女


【身長】153cm


【年齢】16歳


【誕生日】8/19


【所属】エタニティ祝福教会に保護されている

【性格】
海に恋をした少女。
明るく優しい女子高生…という感じ。
好きなものに対しては無我夢中になり、いつのまにか真夜中になっていた、だなんてことはいつものこと。
たんぽぽが咲いたかの様にふわっと笑い、
ひまわりのように、太陽に一直線に向かって咲いていくかのように、自分の意思を貫き通す、まるでファンタジーな物語の主人公…ヒロインのような少女。少々いたずらっ子な一面も。
そして自分に立ち向かってくる壁は、その壁を壊そうとも、無理やり進んでいく。悪く言えばわがままなところも。

【趣味】

写真を撮ること、海の中の我楽多を集めること、日記を書くこと


【サンプルボイス】


「海って、とても魅力的だと思わない?
深い、ふか〜い底にまで、私たちと同じ、いのちを持った生物がいて……辿り着けないところにまで、まだ知らない秘密が…。

…っ私!!知りたいの!!
海に隠された、秘密が!」

「私の名前の、'ユーラ'って言うのはね、'海'って言う意味があるんだよ!
素敵な名前でしょ!お母さんがつけてくれたんだ!!
お母さんも、私と一緒で海が大好きだったの。
……でも、海にのまれて………

…お母さんは、海と一緒になったの」



「わ〜〜〜〜ッッ!!!!
見て!!見て!!あの岩、ちょっときらきらしてない?
海の中にある宝石…だなんて〜!!!
わ〜ッッ…いいな〜!欲しいなぁ〜〜〜!!!!
……ちょっとくらい……バレないかな?」


「も〜ッ!!!ひどいよ!!
たくさんお散歩して、たくさん写真撮って、たくさん海のたからもの集めようと思ったのに〜〜!!!!
お散歩行く〜!!行かせて〜〜!!!」




「……(ぱしゃっ)………っえへへ、らっきー!!
お写真ゲット!!
これで今日の分の日記は面白くなりそうだ〜っ!!!!
…いや〜…きれいだねぇ……」

一人称…私
二人称…あなた、名前



【備考】

☀︎like…
写真を撮ること、海の我楽多集め、日記を書くこと(これらは趣味でもある)、
海、いきもの、宝石、さくらんぼ、ぬいぐるみ

☀︎Don't like…
苦しすぎるルールに縛られること、母以外の家族

好きなものは沢山あるが、嫌いなものは自分自身でもよくわかっていない。

エビの尻尾をイメージさせる髪の毛、
魚の骨の耳飾り、
小さな海を閉じ込めたかのような模様の服、
海の煌めきをそのまま形にしたかのような宝石。

『海と一緒になりたい』と願った、彼女なりのコーデなのである。

【過去】




海に、恋をした

小さい時に見た、夢がきっかけだ。

でもそれが、夢だったのかはわからない
現実だったのかもしれない。


目を開けると、全てが青かった
魚が沢山、私の周りを泳いでいて、
泣いて、泣いて、1人だった私のそばに、ずーっといてくれた。

ずっとそばにいてくれた。


私を守ってくれるのは、海しかいないんだと、
その時思った。



私が産まれたのは太陽が照る真夏。


まだ小さかった私に、お母さんが海に触れさせてくれた時から、


私は海に恋をしていたのかもしれない。


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_______

___

_

[ゆーちゃん、知ってる?

[なあに?おかあさん]

[人間ってね、お空に行く時、海の匂いがするんだって]

[えー!へんなの!!
お空に行くのに、海の匂いがするの?]

[そうなの。
本当は、お空じゃなくて、海に帰るのかもね]

[ふしぎ!ふしぎ!!]

[ッふふ、もしかしたら私たちって、お魚さんなのかもね?]

[ゆーら、おさかな!!!
海、大好き!!]

_______

___

_


[__ぅ、__ゃん、


____あ__さ_ん___は

__に___み_に_____

_か____っ_て_____]


_______





_______

___


_






[おかあさん]





[ゆーちゃん、
お母さんは、先に海に帰ってるわね]



______________


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____




『っ……は、…はぁ…ッ、…


…お、…かぁ、さ…』




私がよく見る夢。
小さい私が、お母さんに手を伸ばしているのに、
その手を掴んでくれない。
そのまま、お母さんが海に行ってしまう夢。

お母さんはあの時、'海に帰っていった'。

私を、連れて行ってくれなかった。

裏切られた、気分だった。
お母さんは、私を置いて海に行ったのだった。

でも、どこか羨ましかった。


自由な海に、行きたい

私が私のまんまで生きられる、海に行きたい

痛いことなんてされず、

私を悪にさせる人なんていない、海に、
行きたかった。




『っ…あ……あぁ……ごめんね、ごめんな、さい

海なんか、…ぁ……いきもの、…なんて…

きら、い……だ……きら……ぃ……』


お母さんが海に帰ってから、私はお父さんの実家に行った。
お父さんとはもともとあまり会っていなかったから、『家族』なんてものではなく、赤の他人のような存在だった。

その'お父さん'が、私にとってはあまりにも恐れ多い存在だったことに気付いたのは、最近のことであった。

お父さんのお母さんも、お父さんのお父さんも、誰も私を見向きもしなかった。



海が好きなことが、憎かったらしい


お母さんが、海に帰ったから

……否、海に呑まれて、死んだから。


お父さんは、お母さんをものすごく愛していた。
お父さんのお父さんも、お父さんのお母さんも、

お母さんは、みんなの女神みたいな人で、
なんでもできて、素晴らしい人間だったから。

素敵な人間だったから。
みんな、その魅力に惹かれて。




お母さんが死んでから、海に恋をしてしまった私を、
お父さんたちは、家族と言う名の鳥の巣から、私を突き落とした




『……っ…ひ…っぇぐッ……
…ごめ、……もう、…もう』




'お家には帰ってこないから'





そんな馬鹿げたことを呟いて家から飛び出た。



まだ蒸し暑かった。
海に入れば楽になるんだろうか

海の中は、冷たいんだろうか



『海に…ッ海に帰りたいよぉッッ!!!
おかあさんッッ!!!!

私も海にッ…帰してよっ!!!!!』



泣き崩れて、走るのをやめた



ひとり月に照らされて、泣いていた



私が帰るべき場所は、海、なんだと、



必死に嘆いた






_コロン


_コトッ






小さな小瓶が転がってきた。
中には何か入っている。


『……なに、これ




…海からの、招待状だったらいいなぁ、

……なんて』








あり得るはずも無い希望を持って、瓶の中身を胃に流した。






______________



_______



____




[____ゃ__ん_



__い__す____き_



_あ____し__る]





______________


_______


___




『ぅ…ん………んー?


……うぉ、え、…っ、えーッッ?!?!』




目を開けると、全てが青かった。






'…大丈夫、ですか?'






そう、声をかけてくれた……ひと?が、いたようなきがする。




私を守ってくれるのは、海しかいないんだと、

その時思った。












[ゆーちゃん、
大好きだよ、
愛してる。]





















聞いたことのない、優しい女の人の声が、

私の頭に響いた。















海に恋したケガレ、ユーラちゃんでした!!

怪魚薬の代償は、大切な、唯一大好きだった、お母さんとの記憶でした。

彼女はやっと、自分の本当の帰るべき場所、海へと来たことにとても喜んでいます。

ですが大好きなお母さんも'帰った'という海に来ても、'ただいま'とは言いませんでした。

彼女の中から、'母'という存在がなくなったから……。

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関係大募集です〜〜‼️‼️‼️

[ユーラと特別仲が良く、一緒に日記を書いてくれているお友達]

も、一名様募集しています……
よろしくお願いします〜!!!!

chara*doll_サブ


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