【文スト夢注意】ハリポタパロ

題名の通り、ハリーポッターのパロディを突然やってみたくなってしまい、設定文をずらずら並べるという謎の奇行に走ってしまった結果生まれた産物です。

あの世界観めちゃくちゃ好きなのです…そのうち(自分が見たいから)彼らにホグワーツの制服を着せたり色々するかもしれない。

偏見と独断でそれぞれのキャラを組分けして、色々設定を考えてみました。
以下、ハリーポッターの世界観をものすごく雑にまとめた奴が並びます。

《血筋と差別》

血縁者にマグルが混ざっていない血筋の者を「純血」と呼び、古くから続く家系であればあるほど尊重される傾向にある。完全に純血だと認定されている貴族を『聖28一族』と呼ぶ。
反対に魔法が使えない人間をマグル、その血が混ざった者を『穢れた血』と呼び、多くの場合が差別の対象となる。

《闇の魔術》

魔法省(異能特務課みたいなやつ)によって違法と認定された、攻撃性が高くてヤバい魔法。これに手を出して研究してる阿呆を「闇の魔法使い」と呼ぶ。それの代表的な魔法使いはボルッ……名前を言ってはいけないあの人。

《死喰い人》
ボルデモートの部下。危険な犯罪者集団。

《ホグワーツ魔術魔法学校》
素質があると認定した10歳の子供を世界中から集め、立派な魔法使いに育て上げていく7年制・全寮制の学校。
生徒の適正能力・性格によって入る寮を決め、それぞれの個性を伸ばしていく学習システムを採用している。

『スリザリン』

闇の魔法使いを輩出しまくるヤバい寮。一言で言うと ただ、ひたすらに、ヤバい寮。純血の名門出身が集まるからか、グリフィンドールに負けず劣らずめちゃくちゃ尖った才能を持つ人間が多い。
(説明がなぜかこの寮の悪口というか魔法使いの社会に対する悪口になっちゃうから敢えて言わない)
マルフォイがいる。ボルデモートもいた。スネイプ先生もいたぞ。
ヤバいだろ？私は大好きだ。

『グリフィンドール』

正義感が強く、勇敢で騎士道を重んじる生徒が集まる寮。とても主人公って感じがする。
優秀な人材が集まりやすいが良くも悪くも曲者揃いで、良識に欠ける者も少なくない。

『ハッフルパフ』

心優しく実直な者が集まる寮。
人数が圧倒的に少なく劣等生が集まるイメージが強いが、誰一人として闇の魔法使いになってる奴がいない。

『レイブンクロー』

知性を重んじるインテリの集まり。
スリザリンとは違った意味で封建的で閉鎖的。頑固者が多いけど皆一様に賢い。ハッフルパフと同様に影がうすい。

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足立一之 五年:ハッフルパフ

「純血一族一覧」で「間違いなく純血の血筋」と認定された「聖28一族」の中でも、代々闇の魔法使いを排出していた札付き貴族の出。
孤児になった後に引き取ってくれた育ての家族が、一斉に死喰い人(ボルデモートの仲間。犯罪者集団)に認定された挙句、アズカバンに収容された過去を持つ。
そんな彼がハッフルパフに入寮することになろうとは誰が思っていただろうか。
足立家唯一のハッフルパフ生にして第五学年における首席生徒。

そんなこんなで、血筋について一切気にしないスリザリンの芥川龍之介ぐらいしかまともに話せる人間がおらず、異色のコンビとして周囲からいろんな意味で恐れられている。
「芥川と一緒(スリザリン)が良かったなぁ」と呟いては意味深にとられ(闇の魔術的な意味で)、周囲に二度見され続けるという孤独なスクールライフを送る。
その学生生活の最中、育ての家族が死喰い人になったという話は完全濡れ衣で、ホグワーツの少なくない数の教員がその事件に加担していたことを知ってしまう。

その事実を知った後に荒れた挙句 闇の魔術(攻撃性の高い禁術)に手を出し、バジリスクよろしく「自身の恨む人間を教員含めて片っ端から石に変える」事件を起こした……のだが、結果的になぜか親しい人間が増えるという謎の結果になる。
何があったかは後述。
魔法薬学と変身術に長け、巧妙なイタズラのために全力で知識を捧げている。幼少期から箒を乗り回すのが大好きで、クィディッチには二年生からずっと出場しているほど。

その繋がりでグリフィンドールの中原中也からは決闘のための呪文と闇の魔術からの防衛術を学び、寮を超えた師弟関係を築いている。
肩書きばかりが仰々しいが、実際にはハッフルパフ生らしく誠実で勤勉な努力家。卒業後は「中也さんのように優しくて強いホグワーツの先生」になることが夢。

芥川龍之介 五年:スリザリン

マグル(魔法が使えない普通の人間)の貧民窟(スラム)出身。
家族同然に育ってきた仲間を残虐に死喰い人に殺されたことから、死喰い人を心の底から憎んでいる。
かつて仲間の仇である死喰い人殺すための魔法を教え、様々な訓練をつけてくれた太宰を師と仰ぎ心酔している。
彼への心酔ぶりはもはや信仰と評され、組分け帽子を《脅して》太宰と同じスリザリンになれるようにしたのは後にも先にも彼だけである。

→「黙っててもスリザリンになっただろお前は」と後に中也は苦言を呈した。
身を守るため、貧民窟に時々流れてくる魔道書を読んで呪文を覚えていった経歴があるので、マイナーであったり極端に危険なものばかりを記憶している傾向にある。
そんな彼に決闘を申し込んだが最後。教師ですらよく知らないような訳の分からない呪文でしっちゃかめっちゃかにされてしまう。

足立とは違った意味で血筋について口出しされることも多いが、いずれも決闘でぐうの音も出ないほどにボコボコにすることで黙らせている。
芥川が変な呪文ばかりを覚えていることで一番貧乏くじを引いているのは足立で、それが顕著になったのは以下の事件から。

三年時、遂に「闇の魔術」で猛威を振るい始めた足立に対し誰もが手を出せずにいたところを、
「ナメクジくらえ」(ナメクジを吐き続ける呪い)の呪文一つであまりにもアッサリ降伏させたことから、誰一人として彼を穢れた血と罵る者はいなくなった。

あの呪文を選んだのは嫌がらせでもなんでもなく「とっさに思いついたのがそれしかなかったから」という芥川らしい単純な理由だったが、この事件によって足立がかなり親しみやすい人間になってしまったことだけは確か。

後に『実は「インペリオ(Imperio)（服従せよ）」も候補のうちだった』とあっさり語ったが、唱えていたら最悪アズカバン(一番ヤバい刑務所)行きになるレベルの禁術の上に、行使するのが非常に難しい呪文である。
実際に彼を穢れた血と呼ぶ人間が消えたのは「この呪文を行使できることが発覚したから」という面が大き

い。

→なお「インペリオ」は対象人物を自分の意のままに操ることができる魔法なのだが、それで足立に何をしようとしていたかは誰も触れようとしない。

呪文を覚えるのは得意だが、細かい作業と運動神経が求められることは若干苦手。特に箒に乗るのはあまり得意ではない。

太宰治 七年:スリザリン

スリザリンの寮生。
出自は一切不明だが、入学前から卒業間際程度の知識が備わっていたことから、何らかの魔法使いに師事していたことだけは確か。
しかし本人は頑なに誰から魔法を教わったかを話そうとしない。それでも無理やり聞き出そうとした人間は……。

豊作の年と言われた第七学年の中でも群を抜いた才覚を持ち、圧倒的な知識と技量で主席に収まり続けている。
グリフィンドールの中原中也とは犬猿の仲。

同学年の国木田と知り合う前は、上級生であるレイブンクローの坂口安吾、ハッフルパフの織田作之助の三人で一緒にいることが多かった。
彼らが卒業した今、グリフィンドールの生徒(寮監の国木田、中也)をからかうことに心血を注いでいる。

特に中也を揶揄うことは最早呼吸に等しく、「勝敗に興味はないけど合法的に中也を揶揄える」という理由で毎年クィディッチに参加し、衆前に中也の恥を晒すことを目標として全力で勝ちにいくほど。見目麗しい二人の争いは女子生徒の注目の的。

優秀な生徒に違いないが、次代の『名前を言ってはいけないあの人』とヒソヒソされちゃうほど黒い噂が絶えない。
実際、魔法使いの才覚をもつ芥川を効果的に育成するために「彼の仲間が殺されるように仕向ける」、「貧民街に禁術の魔道書を流す」といった非道を平然とやってのけた。

その計画の途中で、関係のない子供を巻き込んだという部分にブチギれた織田作に決闘でボコボコにされて以来、彼とは唯一無二の友人同士になった。

エクスペリアームス(Expelliarmus)（武器よ去れ）
↓
アレスト・モメンタム(Arestsmomentum)(動きよ止まれ)
↓
レジリメンス(Legilimens)（開心）
(「開心術」。相手の心をこじ開け、記憶や思考を読み取る)
のたった三手でもみくちゃにされた時の記憶は、流石の太宰でもトラウマに数えられるとのこと。

このことがきっかけで、彼はありとあらゆる反対呪文を覚え込み、
無言呪文(スペルを唱えなくても魔法を使える)の技術を習得し、相手の初期動作だけでくる魔法を見極めて身を守る技術に目覚める。

魔法が効かない《反魔法使い》の異名を得たのは、7年に上がった時点でのことだった。無言呪文で誰かを陥れることに手を出さないのは、織田作の教育故か。
魔法省に勤めている安吾は、太宰がおとなしくなった(当社比)ことにそっと胸を撫で下ろしている。

中原中也 七年:グリフィンドール

好戦的なグリフィンドールの寮生。
表立って決闘で負かした魔法使いは数知れず、彼が気に食わないという理由で嫌がらせをしていた教授を『一年時に習った呪文だけで叩き潰した』伝説を持つ。
好戦的な性格だがそれ以上に良識があり、寮監の国木田とは「太宰に頭を悩ませられている同志」として深い友情を築きあげている。

足立には決闘のやり方を教え、主に芥川の訳の分からない呪文対策に闇の魔術からの防衛術を相当量仕込んだ。
所属する寮に関係なく世話を焼くので、彼を慕う者は多い。
クィディッチでは太宰と毎年白熱した戦いを見せ、小柄な体で箒を自在に操る姿はまるで重力を感じさせない。

国木田独歩 グリフィンドール:7年

品方向性で堅物な、グリフィンドールの寮監。
スリザリンの太宰をアレルギー物質だと認識しているレベルで嫌っているが、残念ながら彼には大変好かれてしまっている。(太宰を世界で唯一「闇の魔法使いになる筈がない人間」だと信じて疑っていないんだから、当然といえば当然かもしれない。)
規則に厳しく、いかなる理由であっても決まりを破ることを許さない。

が、死喰い人の奴隷にされかけていた鏡花を救うために奔走する敦を、表立って一番最初に手助けした。
リアリストの皮を被っているくせに、誰よりもロマンチストで情が深い男。

泉鏡花 グリフィンドール:3年

魔法省に勤めていた魔法使いの両親のもとで生まれたが、両親が魔法使いであることはもちろん自身が魔法使いであることも何も知らずに育った。
両親を自分の魔法の暴走で失って以来、死喰い人の一派に誘拐され彼らの傀儡にされかけていたところを敦に助けられた過去がある。

そのことから敦を大変慕っているが、彼女が死喰い人の仲間だと知った芥川に容赦なく殺されかけたことから、彼には非常に苦手意識を抱いている。
死喰い人の元で訓練を積んだ経験があるためか、闇の魔術に関してかなり詳しい

(ここにいない人の設定も その内発作的に思いついては書き記してしまう可能性があります。
アプリ版のハリーポッターなんかやってたら絶対自分はそういうのに歯止めは利きません……その内この設定で短編まで書き始めそうで怖い)