【文スト夢注意】ハリポタパロその2

ワンクッション！！

【注意】
・文ストのキャラおよび夢主を、ハリーポッターの世界観に当てはめて見たらどうなるかという妄想を書き出した「クロスオーバー設定集」です。
地雷の予感がしたら逃避してください！！！







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小ネタ1【足立と芥川】

試験管が砕け散る3秒前(四年生の頃)

魔法使いとして呪文の扱いに長ける芥川は、完璧に威力を発揮できるわけではないけど 無言呪文を多少行使できる。
新しい呪文を覚えるたびに、威力が減少する無言呪文の形式をとって足立を実験台にする習慣がある。
無言でじっと見つめていたら、これから厄災が降りかかる証。

時と場合は選んでいるので足立に大怪我を与えることも減点させることもないが、割と物理的なダメージはある。
四年時点で髪の毛が燃える憂き目にあい、かなり短くなっていた時期がある。

それも五年の付き合いがある現在はどうでもよくなったのか、猫耳と尻尾が生えたり、試験管が粉々に砕け散ったり、身体が10歳児の姿に逆戻りしても
「芥川がまたクソ呪文を覚えやがった」ぐらいに受け流している。
そんな時だけは、いつも朗らかな笑顔を浮かべる彼でも流石に眉を顰めてしまう。

コンフリンゴ(Confringo)（爆発せよ）
→対象物を爆発させる。

普通に唱えれば 芥川クラスの魔法使いになると大爆発の威力になるが、手加減しているらしく 今回は試験管が弾け飛ぶぐらいで済みそうだ。
(ちなみにスリザリン贔屓で有名なスネイプ先生も、芥川の奇行を発見した場合は めちゃくちゃしんどそうな顔でスリザリンを減点する。)

用語説明

アニメーガス
この能力を持つ者は、特定の動物に好きなときに変身することができる。習得の際どの動物かは選ぶ事は出来ず、当人の資質に最もふさわしいものに姿を変える事となる。この能力を身につけるのは非常に難しい。

破れぬ誓い
2人が跪くように向かい合って座り、手を握り合う。それから「結び手」と呼ばれる保証人が、握り合った手の上に杖の先を置く。2人が口頭で約束を交わし、互いが合意するごとに、杖先から細い舌のような眩しい炎が飛び出し、灼熱した赤い紐のように2人に巻きつく。

この巻きつきが完了すると誓いが成立する。この誓いを破った者は死ぬと言われている。

17歳未満の者の周囲での魔法行為を嗅ぎ出す呪文
魔法省が未成年の魔法を発見する方法。通称「臭い」とも呼ばれる。17歳未満の未成年魔法使い[18]にかけられており、魔法を使うとそのことが魔法省に探知されてしまう仕組み。

暴れ柳
校庭の一角に植えられている、近づくものを激しく攻撃する習性を持つ巨大な柳の木。

エクスペクト・パトローナム
この呪文によって呼び出される守護霊とは、人間のポジティブな感情でできたエネルギー体のような存在。
人格が変わるような出来事に出会った時、守護霊が定まると言われている。
幸せな記憶を思い浮かべながら呪文を唱えないと、呼び出すことがない。

守護霊には「吸魂鬼（ディメンター）」を撃退する効果がある。
(吸魂鬼→人の幸福感を吸い取って絶望させ、廃人にしてしまう化け物)
呼び出された守護霊は、半透明で銀色をした動物の姿をしている。どの動物かは人によって異なる。

(Wikipediaより抜粋。一部変更)

足立の守護霊:ハチドリ

自分が大罪を犯す前に止めてくれた親友によって、憎悪が悲しみを生むだけのものだと知った時に守護霊が生まれた。
あの事件を契機に自分を気遣ってくれる人がいることや、血筋ではなく自分らしく生きることを選ぶのが大切だと認識し、本来の明るい性格に戻ったという経緯があるからか……

なんだか絵面がとてもファンシーである。

ハチドリ一匹一匹は力が弱く、吸魂鬼を退治する力を持たないが、五匹が力を合わせた時は絶大な防御力を発揮する。でも絵面がファンシーなことに変わりない。
彼の守護霊は通称『クリキンディ』と呼ばれる。
思い浮かべる幸せな記憶は かつての家族の思い出よりも、学校での出来事の一端の方が多い。

中島敦 四年:グリフィンドール

弱気で自尊心にかけるが、正義感に溢れるグリフィンドールの寮生。
腹ペコで餓死寸前だったところを箒に乗って現れた太宰に救われ、彼に手を引かれてホグワーツに入学した。

圧倒的 主人公体質。

それまでは魔法界の孤児院で地下牢のような場所に閉じ込められて育つ。

10歳になりホグワーツから入学許可の手紙が来るまで、自分に魔法の力があることや、先天性のアニメーガスであることも知らなかった。

白虎に姿を変えることができるが制御ができず、魔法の力も強すぎて暴走しがちだったことから、院長の計らいで地下牢に閉じ込められていたのだが
その事情を知った今でも虐待された記憶に怯え、強い憎悪を捨てられずにいる。

『人を救わない者に価値はない』という院長の言葉が呪いのように付きまとい、「誰かを助けねば」と強い使命感に駆られて動く。その呪いの言葉に突き動かされる姿は見ていられないほど被虐的。
そこに悩んだ国木田は、誰かを護る力をつける前に『自分を護れる力』をつけさせようと、防衛術などを中心に仕込んでいる。

また、中也の勧めで二年生からクィディッチの選手になった。ポジションはシーカー。

そんな風に いつも院長の影に怯えている彼であっても、誰かを守るために戦う時の瞳は勇敢そのもの。
鏡花を救うための決闘においては、自身より圧倒的に技量が上の芥川を呪文合戦で負かす力を発揮した。
決闘で負かされただけでなく 太宰に一目置かれていることもあってか、芥川には強い敵意を向けられている。

芥川と対峙した時の彼は多弁かつ毒舌極まりなく、芥川の箒が折れて彼が飛べなくなっている際には『黙って乗れ無賃乗車』と吐き捨てて後ろに乗せてあげた。
やってることはお人好しだけど口がひたすら悪くなる。

また国木田同様に、この人も太宰を善良な人間だと信じて疑っていない。
善良すぎて人に騙されやすい。通称、『グリフィンドール東のヘタレ』。

その敦でさえも、芥川といつも一緒に歩いている足立のことを、彼の親友という事実が信じられないあまりに「相当な聖人か、さもなくば聖人の皮を被った化け物だろう」と疑いの目を向けていた時期があった。現在の関係は良好。

谷崎潤一郎 四年:グリフィンドール

敦と同室のグリフィンドール生。
血の繋がりを感じられない、マグルの『妹』がいる。妹が彼の倫理であり、生きる理由といっても過言ではない。
彼女と何かしらの『破れぬ誓い』を結んでいるらしい。

大人しそうに見えて規則破りの常習犯で、マグル界に残してきた妹の元へ忍んで会いに行くために、姿を消す魔法を極めた。

それを一度国木田にこっぴどく叱られてからは 呪文を使う必要がない方法による移動（箒、天馬、バイク）は【17歳未満の者の周囲での魔法行為を嗅ぎ出す呪文】に反応しないことを利用し、度々 寮を抜け出して妹と会っている。そのせいか、部屋がほとんど敦の個人部屋状態になっている。

これらのことから、実はグリフィンドールの寮生のなかでも3本指に入る「国木田が頭を抱える問題児」に数えられている。
その点以外でいえば、真っ当な正義感を持つ心優しい男の子。敦と非常に仲が良い。

与謝野晶子 保健医

ホグワーツの卒業生で、元スリザリンの女医。おおよそスリザリンの出身とは思えない献身的な性格だが、患者を治す為なら殺してやるぐらいの気迫があり、目的の為ならば手段を選ばない所がある。
組み分け帽子はそこに目をつけたようだ。

腕は良いが治し方がひたすらに猟奇的で、骨折した箇所を『メスで肉を切り、中の骨を正常な位置に戻してから治癒魔法をかける』のはあまりにも有名。
「治してやろうか」は全ての生徒にとってのトラウマ。

彼女の同期だった安吾も一度だけ在学中に世話になったことがあるらしく、魔法省の役人とは思えない顔で治療の話をする姿が随所で度々目撃されている。

これらのことから好いた男に逃げられてしまうことが多いが、その在り方は強き女性の理想として、学内の女学生の憧れの的。

立原道造 四年:ハッフルパフ

喧嘩っ早くてチャラい、今時の男の子という感じのハッフルパフ生。
足立、樋口、立原の三人をして『ハッフルパフ三人衆』と呼ぶ。

足立が例の事件の直後 ナメクジを吐きながら苦しんでいるのを見て、ほおっておけずに すぐ医務室に運んだところから親交が深まった。
喧嘩っ早い典型的な最近の若者だが、仲間思いで義侠心が強い。なんだかんだ困っている人はほっとけないし、感性がまともな苦労人。
太宰からは「上司に苦労してそうな人」として、彼が考案した催眠術の実験台にされてしまったことがある。

樋口一葉 四年:ハッフルパフ

ハッフルパフ三人衆のうちの一人。
足立好みの金髪美人。
芥川を「芥川先輩」と呼び親しみ、愛しさと憧れを胸に抱く恋する乙女。
恋心ゆえか、思い込みが激しい性格ゆえか、芥川が崇拝し続けている太宰のことを信用しておらず『闇の魔法使いそのものの血が流れてる』と唸り声をあげている。
(これに関しては「割と正解なのでは」と足立は思っている)

マグルの家庭で生まれ、現在はマグルの妹が一人いる。

足立の血筋と経歴を恐れていたが、話してみたら意外と普通の人だったので最近は普通に挨拶しに行く仲になった。ただ芥川からもう少し離れてほしいとは思っているらしい。

学年一の美人として有名なのだが、レイブンクローの辻村同様に「残念な美人」として名を馳せている。

坂口安吾 魔法省の役人

元レイブンクローの卒業生。
卒業から二年程度しか経っていないが、魔法省では出世を期待されている優秀な人材。
学生時代は学年も寮も違う織田作、太宰と友情を築き上げていた。現在も深い交流がある。

織田はともかく太宰とつるむようには見えないと度々言われているが、生真面目に見えて破天荒を好み、時には目的の為ならば規則さえ破って見せる豪胆さを持つ。
その三人組はとにかく目立つ存在だったためか、レイブンクロー寮の中では、浮いた存在同士だった綾辻とワンセットで考えられていた。

中也とは酔っ払った彼に絡まれ、酒場で喧嘩した後に仲の良い友人になってしまう。

入学したての頃から、織田や太宰が面倒を見ている足立を一緒になって可愛がっており、足立少年も一番安吾に懐いていた。
しかし例の事件では打って変わって、安吾の両親こそ 足立の家族が死喰い人のレッテルを貼られるように仕向けた魔法省の重役だったため、真っ先に石に変えられてしまった。(当時、安吾は六年生)

その後、足立の暴走が正当なものだったと働きかけ、ありとあらゆる手段を講じて彼がもう一度アズカバン行きになることから護った。
しばらく関係はギクシャクしていたが、最近は足立の方から黙礼する程度には回復している。

同級生の綾辻とは七年間同室だった仲で、付かず離れずの関係。基本的に一人でいたい派の綾辻との会話は特になかったが、二人組を組めと言われれば仕方なく向こうからやってきたらしい。
真面目に勉強している風には見えない綾辻の方が成績が良かった点については未だに納得がいってない。

学生時代は「綾辻君」と呼んでいたためか、現在は「綾辻先生」と意図的に呼び変えている。
基本的に喧嘩はなかったが、部屋の八割が彼の人形(猟奇的)で埋められた時には、比較的本気で決闘を持ちかけようと思ったという。

その際は太宰の提案で「どれだけ箒で暴れ柳に近付けるか」という決闘を綾辻につきつけ、勝った方が部屋の線引きを決める誓いを立てて戦った。
(わざわざ箒の勝負にしたのは、彼がとある事情で箒に乗るのが苦手であるのを知っていたから)

クィディッチの選手にも選ばれている安吾が負けるはずがない、かのように思われたが……

詳細は省くが、結果的に安吾はものすごく骨折した。太宰は死ぬほど爆笑した。非公式の決闘で点数を減らすわけには行かず、治癒魔法に長けると噂の魔女・与謝野晶子に個人的に治療を頼んだ結果………………。

「今思えば、太宰君は卒業していった織田作さんが恋しくて、僕が怪我をしていると知ったらホグワーツまで見舞いに来るのを狙って計画してたんでしょうね。綾辻君のことは今更だったのに、何で僕も乗ってしまったのか…………」

なお、綾辻は占いで一番安吾の運が落ちる時期を予期し、その日に決闘を始めるように仕向けていた。
ついでに幾十にも呪いをかけて運気を落とし続けていたことが後に発覚した。

綾辻行人 星占学 教授

元レイブンクローの卒業生。
帽子が「スリザリン」か「レイブンクロー」にするかで6分以上も考えこんだ【最長の組み分け困難者】として一部の生徒の間では伝説になっている。

ちなみに足立は3秒で「ハッフルパァアアフ」と言い渡された。
「はいはいスリザリ……え？？？」という反応が四方八方から飛び交った。綾辻だけは初めから知っていたので余裕の表情だったが。理由は後述。

卒業から二年程度しか経っていないにもかかわらず、星占学の教授に欠員が出た際に真っ先に候補に挙げられた。
先見の明があるのは確からしく、星占いによって足立がハッフルパフに入寮するという予見をしていた数少ない人物。
安吾が面倒を見ている子供だったのと、ハッフルパフに入寮したことに興味を持ち 何かと彼に構っていた。

実質最年少の教員だが周りに流されることはなく、血筋や寮、権力などで一切生徒を評価しない、真に公平の人。
安吾とは学生時代から交流があった同級生。会えば気安い態度で皮肉を飛ばし合う仲。

猫を二匹飼っているが、使い魔ではなく普通に家族の一員として数えているらしい。すごく猫派。

学生時代は授業態度が最悪で度々授業を抜け出していたが、フクロウ試験・卒業試験共に満点で突破する偉業を成し遂げた。(フクロウ試験を満点通過した生徒には太宰も含まれる)

反面、学校行事全般及びクィディッチに対してかなり消極的。批判すらしている。
同室だった安吾から「実は箒に乗るのがとても苦手」であるという情報が出回った。
きっと墜落経験があるのだと噂されているが、

それを率直に尋ねてしまった辻村が三日間姿を消したことがあったので誰も口にはしない。

彼が一番得意なのは開心術および呪術であり、魔法省から監視を受けるレベルの禁術を生まれつき行使できる才能を持つ。
生まれつき「魔術によって他者を殺した犯人を殺す」呪いがかかっており、死喰い人を狩る「闇払い」でありながら代表的な《闇の魔法使い》に数えられてしまっている。

それらの経緯から性格が捻じ曲がっているが、本的に自分を必要以上に悪人に見せる癖があるだけで、根っこは真なる正義の人。