【IMPO】明星結弦について
IMPO 宵闇の蛇最高ランク : 1 , 更新:
IMPO・宵闇の蛇にて参加または実装させて貰っている明星結弦(ルシファー)についてのあれそれです。
番外編くらいの気持ちで見てもらえると嬉しいです。
ルシファーと言うよりは、ルシファーと取り憑かれている人間の、明星結弦についてのちょっとした過去話です。
設定だけは前々からあったやりたかった事だったので、折角なのでまとめました。
全体的にシリアスというか我ながら辛い過去設定にしたなと思ってます。
──────お前には、もうどんな手を使っても、二度と逢えない人間に出逢いたいと思った事はあるか。
ないならそれでいい。
それはきっと、その出逢いが悔いのないものだったのだろうから。
まず前提としてルシファーについて
(使い回し)
ルシファーは本体そのものが現世に顕現する訳ではなく、魔力とか色んな波長が合う人間に取り憑いてそういう形での顕現を果たします。
所謂乗っ取りですね。身体を乗っ取ることで現世で行動を開始します。
理由とかはまあ色々あるんですが長くなるので割愛。
選ばれる人間は主に、『宵闇の蛇』が地上の活動にて増やした悪魔崇拝者の人間に取り憑く事が多いです。
ただ、ルシファーの乗っ取りはただの乗っ取りではありません。
魔力量が凄まじい地獄の主の大悪魔を名乗る奴なので、人間に大悪魔の魔力が耐えられるわけもなく、ただの乗っ取りだけではなく、その人間の身体から魂を追いやり、人格を『消滅』させる事で乗っ取りが完了します。
つまり身体の主導権が本当に全部ルシファーのものになります。
明星結弦について
悪魔崇拝の一族である明星家の次男が結弦でした。今回のルシファーの器になる子です。
この子の身体と戸籍とか色々使ってルシファーはIMPOにすんなり所属出来たわけですね。
上記の説明通り、ルシファーに取り憑かれた瞬間に人格は死ぬので、人格としての死で享年15歳。
取り憑かれた後は分かりやすくまあこんな感じになります。目つきがさらに悪くなる。
上の画像の子は、結弦の前のルシファーの器だった青年。
特徴としてルシファーに取り憑かれた人間は目が赤くなるのが特徴。定期的に器を変えたりしてるので、宵闇の蛇の悪魔の人たちからは「また変えたんですか」とか言われそうですね。
でも結弦に取り憑いてからはもう、ルシファーは器を取り替えないことにしました。
結弦のお兄ちゃんの楓くんです。楓ニキ。
本当は楓がルシファーの器になる予定でした
身体が弱い理由は、魔力量が人間にしては凄まじい為に身体がそれに耐えられていないからです。
定期的にそれで体調を崩したりして、幼い頃から入院生活が多かった子でした。でもなんだかんだ生きてるので今は立派な儚げな三十路です(?)
結弦も人間にしては魔力量が多い方でしたが、楓ほどは多くなかったので至って健康体。
弟思いのお兄ちゃんなので、小さい頃余り身体を動かす遊びをしてやれなかったのが心残りです。
上記の通り身体が弱くて入院生活ばかりだった楓ではあるんですが、それでも魔力量が凄まじくて最初は結弦ではなく、楓がルシファーの器になる予定でした。
然し、ルシファーの乗っ取りが通常の乗っ取りよりも更に厄介かつ、元々から弱い楓が、ルシファーに取り憑かれた場合、ルシファーの魔力に耐えられずに、追い出される楓の『魂』さえも破壊されてしまう事が判明します。
『魂』が破壊されてしまっては、転生する事もできなくなります。
それを知った結弦が黙ってるわけもありませんでした。
昔から入院生活ばかりの楓が病床で暇を持て余して『物語』を書き続け、それを見た結弦は兄の書く物語が好きになり、楓も楓で、病弱で遊んでやれなかった弟が、自分の書いたものを見て喜んでいる姿を見て、楓は『小説家になりたい』という夢を見つけました。
その楓の夢を知った結弦は、その夢を叶えて欲しいから、代わりに自分がルシファーの器になるとルシファーに直談判します。
人格としての『死』として、結弦の享年は15歳。僅か15年の命でした。
兄の夢を叶えて欲しい為に、兄の代わりに自分が身代わりになる事で楓は生きています。
そして楓はこのことを知りません。
この先一生知る事もありません。
結弦の在り方や最期に、身内ネタにはなりますが5000年前のある人間を思い浮かべたりするルシファー。なんせカラーリングも同じですしね。
何かの為に命を投げ出せる人間がルシファーには、そういう人間が眩しくて心底好きでもあります。
その後
結弦が15の時に身体を乗っ取り、身体の年齢が19になる頃にIMPOにルシファーは所属する事になります。
IMPOの方では特に隠してもいませんが(というか隠す気がない)、人間界にルシファーがやって来る場合は、元の結弦の青い瞳でやって来ますよっていう小ネタ。
人間界にいる楓に会うときは1コマ目みたいに『結弦』の皮を被って会いに行くよ〜っていう。
絵にした方がわかりやすいかなと思ったので。
次はちょっとしたルシファーと楓のSSです。
心底人間が好きだけれど、人間からしたら堕落させる人類の敵対者としてしか、ルシファーはほぼ見られません。
それでも人間が心底好きだし、愛してもいます。結弦や最初の契約者の女性みたいな人間と出会うたび、よその子の人間のお子さんの勿論何人かにだって出会って「出会えてよかった」と思うくらいには、ルシファーは人間が大好きです。
楓の為に、ルシファーはもう身体を取り替えることは辞めました。
ずっと明星結弦の姿のままでいようと決めます。楓がいつか死んだ後でも。
……というだけの過去話です。
番外や外伝のようなものだと思ってください。
ルシファーと結弦の過去については昔から描きたかったので、とりあえずはやりたいことやれて感無量です。
家族とか、そういうものにルシファーは思うところがあるので、ルシファーは楓が死ぬその時までずっと弟の皮を被り続けて最期まで大事にするんだろうなあと。
いつか、ルシファーそのものに大事に思ってくれる人が現れたらいいなとは思いつつ。
長い上に好き勝手にしましたがありがとうございました!!
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