一日遅れの贈り物【読み物】
クリスマスは終わりを告げて SS 女審神者注意報最高ランク : 31 , 更新: 2015/12/25 11:29:29
凄くやる気だしてるのにクリスマス終わったなんて言えない。
読み物。思いついたネタで素早く一本書き。
⚠注意⚠
+とうらぶSS
+女審神者。酒強い。日本号とはいい酒が飲めそうだぜ!ウェーイ!
+被害者はにっかり青江。自分が気持ちいいくらいに飲む。
「青江、せっかくだし呑まない?」
「二ヶ月に一回のペースだね。呑む。」
とくとく、とく。
燗をした焼酎を御猪口に注いで。
二人で部屋の炬燵に入って暖まりながら、空の月を見上げる。
「…満月、だね」
「んー、あ。ほんとだ。いいことありそうだねぇ」
クリスマスに満月。うんうん、確かにいいことありそうだ。
それを二人で共有できたならば、どれだけ嬉しいだろうか。
ぐで、と炬燵に突っ伏す。
「青江ー」
「何?ってもう眠いのかい?」
「まさか。私結構呑めるはずなんだけど。」
「酔った?」
「ん。」
酔った。というかいつも酔っている。
…といったら酒が大好きなように聞こえるかな。訂正訂正。
にっかり青江に酔っている。
その仕草に、顔に、左右で色が違う瞳に、心の臓に、刀身に。
酷く酔っている。心地良く、それでいて少し薬のように苦く。
「――聞いてないでしょ?」
「んー」
「何でもん、で流せると思ったら大間違いだよ」
「…ごめんね?」
「……甘い自分が嫌いになるよ」
「あはは、私も甘ったるい自分が嫌い」
そっか、と言って笑う君。
ぐい、と焼酎を煽って、燗酒は美味しいと改めて確認する。
「それで、何言ってたのさ」
「悪びれもなく」
「ごめんって」
とくとくとまた注げば、軽くなるチロリ。
ゆっくりと喉を通っていくぬる燗は、変に気持ちよくって。
「何も無いよ。もう忘れた。」
「思い出して」
「大事なことだけど大事じゃないからいい」
「覚えてるのに言わないのはずるいよ?」
ぽとん。
最後の一滴が、青江の御猪口に落ちる。
「…タイミングがいいよねぇ。しょうがないか。」
「この前歌仙から書物を借りてね、その中に興味深い言い回しがあったものだから。
使ってみようかと思っただけだよ」
「へぇ。それで、興味深い言い回しって?」
「――月が綺麗ですね」
「おや。また浪漫的だね。……海が綺麗ですね」
「星が綺麗ですね」
「消える前に出会えてよかった」
あとがき
はい!!変に長い!!深夜テンションって怖いね!!
最後の言い回しの意味、です。
+海が綺麗ですね→貴方に溺れています
+星が綺麗ですね→貴方はこの想いを知らないでしょうね
+消える前に…→貴方の想いが届かなくなる前に知れてよかった
消える前だけは完全創作です。
もううちの審神者さんと青江は仲良くしててくださいじゃないとおこですよ。
ここまで見てくださりありがとうございました!
SUPER ACTION!!
2016/12/11 5:08:46 1
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2016/11/22 10:48:37 1 1
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