神代さん、事件です『は？』

家に名前を呼んではいけない黒光りしたヤツが

出　て　し　ま　い　ま　し　た

神『…いや私に言ってどうすんだよ』
あれは雨が降る深夜一時の頃…『聞けや』

私は小腹が空いたのでオニオンスープ
(ネギ増し増し)を飲もうとしていました。
神『刺身にキムチ鍋二杯食べた奴が何を
言ってんだてか前にロールパンも食べてた
だろうが隠してんじゃねぇよ』

…その時ふいに横を見た私は硬直しました。
ヤツが例の音もなくテーブルに居たからです！
一瞬でテーブルから離れた私は、泣く泣く
オニオンスープをシンクに流し…。
再び固まりました。

家の台所は狭く、また例のGは飛ばない
もののテーブルの隅をうろうろ…。
何時も寝ている部屋は扉…ではなくカーテンで
仕切られているので入ってくる可能性は
目に見えている。
かと言って二階へ逃げる為に台所から
出ようにもそんな勇気はなく。
(引き戸だし古いからたまに開けずらくなって)
寧ろ自身の身体に張り付いてまた新たな
トラウマを植え付けられるとなると私は
恐怖で身動きが取れなくなってしまいました。

「アッこれ…詰んだ？…ｵﾜﾀ＼(^o^)／」

ふざけてる場合か

何分かして私はその場で祖母を呼びました。
ただ眠かったのか祖母は来ませんでしたが
代わりにトイレに起きた祖父が来ました。
殺虫剤を持った祖父と私で兎に角テーブル
付近にシュー。
シンクにまでシューしてたので多分結果的に
あのオニオンスープは食べれなかったと。
Gゆ“る“ざ“ん“。
そして祖父がGに吹き掛けた際に何処かに
消えてしまいました。
取り敢えず不安しか無いので直ぐに引き戸を
開け、閉め階段を上がりました。
二階は母と私の部屋と母の弟(おじさん)の
部屋とトイレがあり、

就寝中にも関わらず部屋に避難しようとした
私は思い出しました。
「二階も二階で出るじゃねぇか！」と。
今出るかはどうかは不明ですが私の記憶では
結構出てます。
まぁ汚れてたからもあるだろうけど。
過去のトラウマが再起した私は入るに入れず
階段の段差に座り雨の音と殺虫剤が撒かれる
音を聞きながら暫く待ちました。

数分後、祖母が来ましたが死んだか不明。
不安になりながら私は布団に潜り、文章を
打っています…。

　　　　　　　　　　　　　　　　END

神「…はぁ、まぁ…でも流石にこんなんで
ビビってたら一人で生活出来ねぇぞ」
仕方ないじゃないですか！私は極度の虫嫌いで
クモはまぁ未だしもアレを相手にするとか
発狂もんですよ！？
神『深夜に発狂するのは困るだろうけど
慣れないと…なぁ』
無理無理無理絶対無理一生無理。
もう身体が逃げの体勢取ってる時点で無理。
Gを退治するなんていじめっ子に反抗するのと
同等に無理な行動ですよ！？
神『はぁ…でも気構えないとこの先生きて
けないからな？逃げてもいいから慣れないと』
うぅ…はい。

↑オマケ

多分こんな感じ