【メトロCS】ベルの妖精

キーオン・ヘルセベク

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下記テキストでの設定です。

【名前】キーオン･ヘルセベク
【性別】Male/Man
【身長】162cm
【外見年齢】17歳
【実年齢】142歳
【誕生日】5月29日
【種族】妖精
【役職】宿泊部門/ベル
【専属】

【業務スキル】
地理把握/下りの階段をひとっ飛びする
(曰く、その方が移動の時間短縮になると気づいたとのこと)

【戦闘スキル】
全ての生物に対する治癒
(ただし本人はこのスキルに気づいておらず、自分には何も無いと思っている)

【性格】
ㅤ巫山戯たことが好きな、軽はずみで愉快な少年────言わば変人。適当にふらふらとやって来ては他人にちょっかいをかけることが好き。一つのことに集中するのが苦手で、人の話をまともに聞かず注意されることがしばしば。気がつけば独り言や鼻歌を歌い、そうして発した自分の言葉に勝手に笑っていることがある。更には笑い方が「グフフフフ……」と少々気持ち悪い。
ㅤお客様の前ではそれはそれは大人しく取り繕っている為、他人からお前は喋らなければマトモなのになと永遠に言われ続けている。

【好きなもの】
ピーナッツ(永遠にボリボリと食べている)
【嫌いなもの】
堅苦しい空気、苦い食べ物、小さい子供

【一人称】私(※)、自分、僕、我、吾輩、某、わし、おいら、僕ちゃん、わっち…………etc
※お客様相手用
【二人称】キミ、あんた、お前etc
【三人称】あの人

【サンプルボイス】
「ちりんちりーん。うぇ、なに。……そんな怪訝な目で見られることってある？」
「なーんでー？お客様がいないとこくらい畏まってなくてよっくなーい？……あれ、あ、ん゛んっと……」
「ンー、別にこーゆー雰囲気嫌いじゃないよ？うん、嫌いじゃない。嫌いじゃないだけで、好きでもない、けど」
「やだやだやだ～雑用なんて吾輩したくないでござる～～やだやだ～～」
「いーないーなっ、某もそれ食べたいなっ。……んぇ、くれる？嘘。冗談って知ってる？」
「はぁあ～来世は猫になりたい」

「自分の一人称？んぅ、難しいこと聞いてくるじゃん。えっとねぇ、某、吾輩、拙者、わし、えっとえっと……」
「……ハイ。ぼくがやりました、すみませんでした、ごめんなさい、(この人怒ると長いんだよなー……)」

【備考欄】
✧お客様に対応する(取り繕う)際に「ん゛んっ」と咳払いをする癖がある。そのせいで逆に喉の調子を悪くしたりする。
✧擬音を多用。自身の役職のベルのことをよくちりんちりんと称している。
✧陽気な性格の思いの外自己肯定感は低く、それ故に落ち込むことこそないが、「自分なんか」と言葉を使うことがしばしばある。


【略歴】
「ンー、ここでお話するにはちょっと長くなっちゃった！もし自分の長い話聞いてくれる物好きサンがいるならさ、こっち来てもらってもいいかな」
(下記参照)

ㅤ────その昔、“妖精”という存在は畏怖の対象であったそうな。

ㅤ羽が付いただけの、人間と似た容姿。物語に出てくる妖精のように特別身体が小さい訳でもなく、更には特別な力がある訳でもない。人間の集落に生まれ、人間と共に暮らし、そうして妖精の少年は彼ら人間と共存した。────ううん、そんなのは誰かのエゴで、そして誰かの作り話。本当はそんなんじゃないんだ、ばかみたいだよね。

ㅤ人間の世界に生まれた妖精なんて、結局ただの異端者でしかない。特に、純粋無垢な小さい子供たちにとって、異端者イコール嫌われ者。簡単に言えば、僕は小さい頃にみんなに受け入れて貰えなかったってことかな。んん、まぁ受け入れて貰えないくらいなら自分だってちょっとは我慢できたんだけどさ、無視されるくらいじゃ全然済まなかった。
ㅤ例えば、石を投げられた。
ㅤ例えば、泥を塗られた。
ㅤ例えば、着ていた服を破られた。

ㅤンー、今考えればちょっと酷くない？だけどもう100年以上も昔の話だから、今より人権とか道徳とかなんてのは尊重されてない時代。きっと、そんな迫害もあんま珍しいことじゃ無かったのかもね。

ㅤ人間として認められるどころかそうやって虐められて、1回、────1回だけ、捕らえられそうになったことがあるんだ。子供たちが自分なんかの為に試行錯誤して罠を作って、そうして異端者の妖精を捕まえたがった。どうにか無我夢中に頑張って逃げたけど、そのまま帰り道が分からなくなっちゃった。そうして辿り着いたのが、この【ホテル・メトロポリス】だ。

ㅤ凄い怖い思いもしたし、嫌な思いもした。でも今になっちゃそんなんどうだっていい。どうせ過去の話だし、今は絶対にそんな虐めになんか合うことないから平気。あの頃の子供たちもこんなところに来るわけないし、……嗚呼、多分もう、死んじゃってるかな。

ㅤでも、……でもね、ちょっとだけ寂しい。あの子たちの中に混じって一緒に遊べたらどれだけ楽しかっただろうなって、今でもちょっと考えることがある。従業員としてここで働かせて貰っている以上ちゃんと業務はこなすけど、誰かと友達になって、一緒に遊べたら楽しいのかもなって、────はは、ううん、なんでもないや！

ㅤさ、こんな暗い話はお～わり！んぇ、何、急にテンションが変わった？そりゃあずっと暗いまんまじゃ空気も美味しくなくなっちゃうでしょうが。ン、でも空気に味はないもんな……ふふ、ぐふ、ふふふ。

【特筆事項】
✧羽がついていますが、浮遊はできません。飛べない妖精はただの妖精です。
✧付けている仮面に特に意味はないそうですが、外して見せてと言われると抵抗します。実は、仮面で隠れている額には、石を投げられた際についた傷が深く残っているのです。
✧交友関係は深く持ちたいと思っていますが、彼の性格上広く浅くの方が適しているようです。