【46葬譚】故人Sランク30番
46葬譚最高ランク : 2 , 更新:
(髪の長さ間違えた)
『適正番号30番』。通称は「ミオ」。大天使戦争にて死亡。
安定剤の副作用の発現が早かったため、容姿は適性検査を受けた当時とあまり変わらない。
政府の命令に絶対服従し、ただただ天使を殺すためだけに動く“模範的なSランク”。
本人も自分は兵器であるという自覚が強いため、自分自身の意思を感じない言動が多いが、人間扱いやSランク以外の存在意義を持たされることは嫌っている。
武器はライフル。血の力(後述)を駆使しして主に後方支援を担う狙撃手。初期は剣などを使った近距離戦を行っていたが、すぐに遠距離専門に移った。
血の力:『血瞭』(けつりょう)
自身の血液を眼球に付着させることで静止視力や動体視力など、目に関わる能力が一定時間上昇する能力。
多分視野もめちゃくちゃ広くなるし大概の動きはスローモーションに見えます。
異常体質:人ではないもの、特に天使やその血が混ざったものから向けられる視線の感知能力が高い。天使により近い存在からの視線ほど敏感に反応する。
光の羽は空色。
サンプルボイス:
「『30番目』です。どうぞ好きに使ってください」
「人でなしと言われましても。むしろ人だとでも思ってたんですか?」
「九時方向、三体います。それほど上位天使でもないかと」
「……ミオ呼び、ですか? ああ、いや…まあ、お好きなように呼んでください」
「……愛称なんて、いらないのに」
一人称は「僕」、二人称は「貴方」「貴女」。敬語キャラという訳ではないんですが、基本誰とでも距離があるので大概の人には敬語です。外せと言われたら外します。
※この下軽度の血液表現注意※
出身は中流家庭。天使に対してこれといった恨みもなく、“生きているモノ”を殺すことに抵抗感や罪悪感を抱く至って『普通』の少年だった。
しかし毎年約5割の子供たちが死んでしまう適正検査。
ミオの近しい人たちが例にもれず死に逝く中、ミオ一人だけ『30番目のSランク』として生き残ってしまう。生死すら自由に決められなくなったミオには、『Sランク』として生きること以外に道は無かった。
この時に「バケモノは心を殺せ」の敬礼通り、人間の心を殺すことを決意。人間扱いを嫌うのはそのため。
しかしいくら体が怪物になろうと、そう簡単に心まで怪物にできるはずもなく。
“生きているモノ”を自身の手で斬った感触がトラウマになり、必死で訓練して直接殺す感触を感じずに済む狙撃手に転向した。
兵器でいなければならない自分が殺しを恐れている、なんてことを周囲に知られてはいけないので、自分が『近接戦をしない』のではなく『近接戦ができない』ことはミオにとって最大の秘密。
人間の心を殺しきることができないままバケモノとして生き、凡ゆるしがらみから解放された今際の際に願ったことは、「ただの人間として、普通に生きたかった」。
◆
コンセプトは『兵器になりたかった人間』『人間の心を捨てきれなかった兵器』『世界に翻弄された少年』でした。設定を思いついた時の私には人の心が無かったんだと思います。
精神的に不安定なので一回くらい暴走してそうです😌
絡みにくい性格ですがぜひ関係持ってやってください〜!!